井形 弘のホームページ(復刻版)

 

[2001年、岡崎南公園にて]


2019/7/1、「2001年当時の内容」を復刻しました。エンジニア向け。公理的設計法、TRIZなどの情報があります。

2020/9/21、So-netのU-Page+サービス提供終了に向け、FC2に引っ越しました。

ブログ「脱・自動車研究所」始めました。

あなたは 2020/9/21 以来 人目のお客様です。

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自己紹介

1960年4月9日、静岡県浜松市生まれ。浜松はヤマハ/ホンダ/スズキ/浜松ホトニクスなどの発祥の地でもあります。東京都保谷・ドイツ(ビュルツブルグ:ロマンチック街道の始点。ただし1才の時のこと、もちろん全く記憶無し)・長野県浅間・東京久我山などを経て、埼玉県和光市で幼稚園から小学校5年生までを過ごした後、鹿児島に転居、鹿児島市立草牟田(そうむた)小学校から、ラサール中学・高校へ進学。 1984年東京大学工学部舶用機械工学科を卒業(学部)、トヨタ自動車株式会社に入社。

トヨタでは、ブレーキ設計/ABS開発などを経験、1990年より電子技術部にてトラクションコントロール(TRC)/アンチロックブレーキ(ABS)などのECU(Electronic Control Unit)のソフト設計を担当。1993年、デトロイトSAEにてペーパー「スロットル式トラクションコントロールシステムの応答性改善手法」を発表。

1992年、Nam P. Suh教授の著書「設計の原理(The Principles of Design)」を、東大 産業機械工学科畑村教授の監督のもと畑村研卒業生11人と一緒に日本語に翻訳しました。

トヨタ自動車の海外研修制度に応募し、'94/7〜'96/7まで機械工学科修士学生としてMITに在籍、公理的設計法をECUソフト設計に適用することをテーマに研究し、'96/6修士号(MSME)を取得し卒業しました。お世話になった皆さんに感謝します。

帰国後、第2電子技術部に戻り次期ABSの開発に従事。その後、'98/9/1付けで技術管理部 組織企画Gに異動、'99/4/1からは同 先端技術企画G('00/1/1付けで技術企画部)で先端技術研究や産学協同の企画を担当。

'01/1/12より、希望がかない、新設の「株式会社トヨタIT開発センター」に出向、IT関係の企画・他社連携・研究業務に従事。東京とMountain View, CAの拠点で延べ14年間勤務させていただきました。

'17年、トヨタ自動車 コネクティッドカンパニーに帰任。'18/10より、米国 ペンシルベニア州ピッツバーグにて自動運転MaaS車のプロジェクトに従事。

【NEW】'20年トヨタ自動車を定年退職、東京の自動運転スタートアップ ティアフォーに勤務しております。

公理的設計法

公理的設計法とは、MIT 工学部機械工学科主任教授(当時) Nam P. Suh 先生 の唱道される新しい設計法です。「よい設計とは何か」を、
  • 独立公理:必要機能の独立性を保て
  • 情報公理:情報量を最小化せよ
という2つの公理で明快に定義し、経験の少ない技術者でもレベルの高い設計ができるよう支援します。

公理的設計法を用いたリアルタイム制御ソフトウェアの開発支援

私の修士論文の概要を日本語でまとめました。公理的設計をECUソフトの設計に適用するという内容です。

公理的設計法:初めての国際会議を2000年6月に開催

公理的設計法の初めての国際会議(First International Conference on Axiomatic Design:ICAD 2000)が2000年6月にMITで開催されます。

TRIZ(発明問題解決の理論)

TRIZ(トゥリーズ)は"Theory of Inventive Problem Solving"を意味するロシア語の頭文字です。ロシア人G.S.Altshullerの考案したこの方法の基本は、人間の思考の法則性にあります。設計問題を物質(物体)とそれをとりまく場の形でモデル化し、物理的矛盾を克服することで解決案のヒントを与える考え方のガイドと知識ベースの技術です。具体的な設計問題の解決の他、特許への活用や技術者の触発効果が期待できます。

TRIZ応用の問題解決支援ソフトIMLab評価記事

TRIZを応用した問題解決支援ソフト"Invention Machine Lab(IMLab)"の試用評価記事です。日経メカニカル誌('97/3/3号)の特集「超発明術TRIZ、爆発的普及へ」向けに書いたものを編集部のご厚意によりここに掲載させていただきます。

TRIZに関する個人的コメント

TRIZを社内外の方に紹介し、いくつかの文献に触れた経験から感じることをここに記します('98/5/30追記)。

TRIZ解説書「TRIZ入門」日刊工業新聞社より出版

非常に多くの方からTRIZに関して「日本語のよい文献はないか」との質問を受けていましたが、'97年12月、日刊工業新聞社より「TRIZ入門」(Victor Fey, Eugene Rivin, 畑村洋太郎編著)が出版されました。私も編集・翻訳に参加しましたが、TRIZの全貌が多面的に理解できる解説になっています。定価2,000円(+税)と手頃ですので、TRIZに興味を持っている方はぜひお買い求め下さい。こちらに内容紹介を載せました。

「TRIZ入門」訂正・補足情報

「TRIZ入門」をお買いあげいただいたみなさま、どうもありがとうございます。本書をお読みになっての感想・コメント・誤りの指摘などありましたら、ぜひお知らせ下さい。こちらには、今までにいただいた誤記の訂正・補足などの情報をまとめてあります。

システム対立克服の典型的技法と対立マトリクス

TRIZには50年の歴史があることからも分かるように、ソフトを利用しなくてもTRIZの理論を活用することは可能です。ここにTRIZの核となる「システム対立克服の典型的技法と対立マトリクス」を机上で検討できる資料を掲示しました。このページに掲示した内容は、スウェーデンのSAAB社に勤務するかたわらMITで教鞭を執る(当時)マッツ・ノードルンド氏(Dr. Mats Nordlund)の博士論文から引用し翻訳したものです。
再び対立マトリクス中に誤りが見つかりましたので修正しました('98/6/25)。対立マトリクスの縦軸・横軸の「属性」を短縮表記で記入し、見やすくしました。('20/9/27)。

TRIZ関連リンク集

TRIZ関連のリンクをまとめました。【リンク切れあり】

TechOptimizer 3.0 J Professional Edition 試用記

三菱総研よりTRIZ応用ソフトの日本語版 TechOptimizer 3.0 J Professional Edition が発売されました。デモ版を試用させていただいた印象を書きます。

Ford研究所のDr. SickafusによるUSIT法のプレゼンテーション

USITはUnified Structured Inventive Thinking(統一モデルによる構造的発明思考法)の頭文字をとったもので、TRIZをベースにイスラエルで考案されたSIT法をFordでさらに改良したものです。TRIZの知識ベース以外の部分を取り出してシンプルな思考ガイドにまとめたものであり、TRIZに比べ、習得が容易で日常的な問題に適用しやすいことが特徴です。考え方のガイドですので、高価なソフトも必要ありません。
ここに掲示したのは、Fordでこの手法を採用し、社外向けの教育も開始されたDr. Sickafusのプレゼンテーションを日本語に翻訳し、若干の情報を加えたものです。USIT法に関しては、大阪学院大 中川先生の「TRIZホームページ」に詳しい解説があります。

Invention Machine社の新製品Knowledgist(ナレジスト)について

2000年3月米Invention Machine 社から発売された"Knowledgist"は、英文の特許や技術資料の調査を画期的に効率化できる非常に興味深いツールです。

不思議の国ニッポン

海外研修の後、2年ぶりの日本はとても不思議な国に見えました。やがてなんだか腹が立ってきました。ぜひご一読下さい。よろしければ意見を下さい。

不思議の国ニッポン2

調子に乗ってまた書いてしまいました。きっと筆が滑っていると思います。コメントお待ちしております。

不思議の国ニッポン3

久しぶりにまた書いてみました。帰国して早2年、パワーダウンしているか否かは、読んで判断してみて下さい。例によってコメントをお待ちしております。

不思議の国ニッポン4

またまた書いてみました。コメントをお待ちしております。('99/6/21 更新)

不思議の国ニッポン5

またまたまた書いてみました。また何か言ってやがる、と覗いていただけると幸いです。('00/4/30)

研修レポート

会社に提出していた研修レポートを(秘)に問題のない範囲で紹介します。
帰任レポートを追加しました('96/9/4)。

20世紀の予言

1901(明治34)年の報知新聞に載った「100年後の技術予測」記事です。子供の頃夢に見た21世紀はすぐそこ。あなたも次の100年を予想してみませんか?

畑村研・長尾研・佐藤研セミナー at MIT

1996年4月30日、MITで行われたセミナーのスナップです。

Prof. Magnanti and Dr. Mats Nordlund from MIT SDM

1997年5月30日、MIT SDMのマグナンティ教授とノードルンド博士が東京大学を訪問した時のスナップです。SDMはSystem Design and Managementの略で、大規模で複雑システムの設計を題材に、衛星回線やビデオを駆使し遠隔教育中心で修士号取得が可能な米国外の企業マネージャ向けの工学/経営学プログラムです。

トヨタ自動車株式会社

1984年から2020年まで、トヨタ自動車に勤務していました。

米国トヨタへのリンクはこちらです。

日本のトヨタへのリンクはこちらです。

アカデミック

1.124 Computer Aided Engineering (ホームページ始めたのはこの授業のおかげ)

非アカデミック

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